3日 神戸シルバーカレッジ訪問

 

 

 「神戸シルバーカレッジ」というシニアの方が学ぶ場に招待していただき、フェアトレードや「エシカル消費」、そしてPEPUPの活動について紹介してきました!出張授業など、同世代や若い世代との関わる機会は多いPEPUPですが、シニアの方々と関わるのは久しぶりでした。

 今回は、春に入ってきてくれたばかりの1年生と3年生で参加しました。それぞれ、PEPUP紹介・フェアトレードの仕組み・エシカル消費・フィリピンの現状などのキーワードを設定して紹介を行いました。1年生のみんなの発表が力作&丁寧に作られていて感動しました(By 同行した3年生2名)。

 

 シルバーカレッジの方々は、3年間の学びを経て卒論のようなものを書くそうで、そのテーマとして「SDGs」や「エシカル消費」を選び、PEPUPを見つけたということでした。質疑応答の時間では、私たちの発表に関する質問はもちろん、SDGsやエシカル消費に関する質問を多くいただき、多くの時間を割きました。発表や学習会はもちろん「学習」の大事な時間ですが、外部の方、そして同じ分野を学ばれてきた方との質疑応答の時間は、とても濃い時間で、自分たちのフェアトレードやSDGsへの捉え方について再び考えさせられる時間でした。 

シルバーカレッジの皆さん、お招き下さりありがとうございました!

(※もちろん、マスク着用、手指消毒の徹底などの感染対策を行ったうえで訪問しました。)

 

26日 川北奈生子さん(ボーダレスファーム)との学習会

 

PEPUPオリジナルハーブティー「ミャンマーの宝石」のハーブティーを仕入れさせていただいているボーダレスファーム代表・川北奈生子さんに、ハーブティーやミャンマーの様子についてオンラインでお伺いしました!

 

【参加メンバーによる感想】

 今回川北奈生子さんにお話を伺う中で、川北さんの現地の方々への向き合い方が垣間見えた。「フェアトレード」という言葉自体にも違和感を持っておられるようで、現地の農家さんたちに「不公平」「損をしている」と伝えることはできないと語っていたのが印象深かった。彼らと直接かかわっているからこそ出た言葉だと思う。そして、ボーダレスファームとの契約を提案するにあたり、コスト計算をし、「適正な価格でないものを作るのはやめよう」と合理的に示し、契約後は時に厳しく指摘しつつも、ともに生産を進めるという。川北さん自身がおっしゃっていたことだが、ボーダレスファームのスタッフを農家さんたちが信頼することで成り立っていることを感じた。

 この会を通して、私は実際に行われている取引とそこにある思いを知った。同時に、貧困を解決するためのフェアトレード、という考えを固定化させることがよくないことのように思えた。農家さんに、あなたたちは貧困で不平等だと面と向かって言えるのか。さらに消費者に対して、フェアトレード商品であることを商品の一番の魅力として、一種の同情を誘う形で購買を促進することは良いことなのか。今回感じたことをこれからの活動に生かしていきたいと思う(ほのか)。

 

今回の学習会では、ビジネスの面からフェアトレードについて学ぶことができた。例えば、フェアトレードは農家など生産者にとっては経済的なメリットがあるけれど、フェアトレード商品を取り扱うお店や企業にとっては経済的なメリットがあまり無いと思っていた。しかし、フェアトレード商品は価格が安定しているという面でビジネスをする側にも利益になることを知った。今回学んだビジネスの知識を販売班として活かしていきたいと思う(まゆ)。